美山ぐるぐる教室「カヤゴヤ」

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🚧 準備中

カヤゴヤは、まだ完成していない準備中のプロジェクトです。現在は設計と資金集めの段階で、着工は2027年2月頃を予定しています。このページの「完成後の使い方」は計画(想定)です。

🏆 J:COM SDGsアクション支援プロジェクト ベストアクション受賞

動く茅葺きの小屋を、みんなで建てて、
美山の5地区をめぐる教室にします。

一緒に葺くことで、文化を受け継ぎ、人がつながり、子どもたちが学ぶ。

伝統

茅葺きの技と「結(ゆい)」の共同作業を、次の世代へ。

つながり

子ども・大学生・地域の方・職人さんが、同じ屋根の下に集まる。

学び

つくる体験と、動く教室での体験が、そのまま学びになる。

465万円
総事業費(初期410万+年間維持55万)
11月後半
クラファン開始(2026年)
2027年2月頃
着工
2027年春
完成・お披露目

なぜ「動く」教室なのか

きっかけは、2025年に行った保護者アンケートの声でした。「美山町の5エリアを巡回してもらえると、送迎が難しい子も来れる」。 美山は広く、車での送迎ができないと、体験活動に参加できない子がいます。

いまは和泉の拠点「CYCLE SEEDS」を使わせてもらっていますが、収容人数に上限があります。 だったら、場所のほうが子どもたちに会いに行けばいい。茅葺き屋根を載せたトレーラーハウスなら、それができます。

知井
茅葺きの里・冬の雪灯篭・茅刈り体験の中心地
平屋
美山ふれあい広場・道の駅・地域観光の玄関口
宮島
和泉・美山小中学校のあるエリア(通年活動の中心)
鶴ヶ岡
美山文化ホール・コンサート開催地・茅刈り場
大野
豊かな自然と農地・地域行事への参加

カヤゴヤでは、こんなことをします

カヤゴヤの完成イメージ図。屋根が開いた断面から、中で子どもたちが過ごす様子と、外に机と椅子が並ぶ様子が見える
完成イメージ図。両側の茅葺き屋根が開き、停車するとそのまま教室・イベント会場になります(設計:麻生竜太郎)
想定

放課後の教室

地区ごとに季節に合わせて訪れ、学習支援や工作・実験などのワークショップを開く。机と椅子は子ども用に設計しています。

計画

自然観察・ものづくりの拠点

各地区の田んぼや山のそばで自然観察を行う。保護者アンケートで関心が高かった「科学・ものづくり」の体験も。

計画

作物の販売・交流の場

子どもたちと育てた作物を販売するなど、子どもから大人までが集い、学び合う場所にする。

想定

国際交流・文化体験の会場

MIYAMA EXPOのようなイベントの会場に、あるいは茅葺き文化を紹介する展示スペースとして使う。

想定

町外へ出張する広報拠点

京都市内・大阪などへ出向き、美山と茅葺きの魅力を伝える。屋根が開く(展開式)ので、停車すると会場そのものになる。

※ 使い方は現時点の想定です。子どもたちとのワークショップを通じて、一緒に決めていきます。

屋根を閉じた移動時のカヤゴヤの外観スケッチ
移動中:屋根を閉じた姿
屋根を開き、窓口で人と話している外観スケッチ
到着後:屋根を開いて地域に開く
黒板と階段のある内部のスケッチ
内部:黒板・階段・靴棚のある教室

「つくる過程」にも「完成後」にも価値があります

カヤゴヤは、建てているあいだも、建ったあとも、ずっと子どもたちと地域の学びの場です。2つに分けてご紹介します。

PHASE 1

つくる過程(〜2027年春)

子どもも大学生も地域の方も、みんなで手を動かして建てること自体が体験です。

  1. 〜2027年1月資金を集め、準備する

    クラウドファンディングと企業協賛で資金を確保。トレーラーシャーシを購入し、資材を手配します。

  2. 2027年2月頃子どもたちとデザインワークショップ

    内装や使い方を、使う本人たちと一緒に考えます。ここで出た意見を設計に反映します。

  3. 2027年3〜4月骨組みと屋根をつくる

    大学生・地域の方・職人さんが一緒に作業。稲藁や茅を使い、親子で屋根の一部をつくる企画も予定しています。

  4. 2027年春内装を仕上げて、お披露目

    完成お披露目会を開き、そのまま初回の巡回へ出発します。

🌱 得られるもの:ものづくり・茅葺き文化に触れる体験/世代を超えた共同作業

PHASE 2

完成後(2027年夏〜)

動く教室として5地区をめぐり、毎年育て続ける場所になります。

  • 年間を通して5地区を巡回

    季節に合わせて地区をまわり、繰り返し訪れることで子どもや地域の方との関係を育てます。

  • 町外にも出張

    京都市内・大阪などで美山の活動を発信します。

  • コト葺きで育て続ける

    参加した人の写真・絵・言葉を内装や外装に積み重ね、毎年少しずつ手を入れて、地域の記録にしていきます。

🌳 得られるもの:送迎なしで通える学び場/続けて関われる居場所/地域の記録

お金とスケジュール

いつ・何が起きる?(延期後の最新)

クラウドファンディング開始
2026年11月後半
当初は2026年5月の予定でした(6ヶ月延期)
着工(建設スタート)
2027年2月頃
子どもたちとのデザインワークショップから始めます
完成・お披露目
2027年春
内装完成後、お披露目会と初回巡回
本格運用
2027年夏以降
年間を通じた5地区巡回+町外出張

※ 6ヶ月延期したのはクラウドファンディングの開始時期(2026年5月→11月後半)です。 着工・完成は、これに合わせて後ろ倒しになりました。

いくらかかる?

約465万円
総事業費
約410万円 初期費用(建設・運営準備)
約55万円 毎年の維持管理費
初期トレーラーシャーシ関連約140万円
車両本体125万|輸送・設置費15万
初期制作・建設費用約215万円
構造・断熱40万|外装・稼働屋根65万|内装30万|建具45万|諸設備25万|人件費10万
初期広報・運営・その他約55万円
広報15万|イベント準備10万|その他30万
毎年【毎年】維持管理費約55万円
車両保険10万|修繕等10万|輸送35万

どうやって集める?

企業協賛
収入の約半分

5万円〜の協賛プラン/現物協賛もあります。

クラウドファンディング
目標200万円(最低150万円)

CAMPFIREで2026年11月後半ローンチ予定。オールオアナッシング方式。

J:COM様 実施支援
ベストアクション受賞

「大学生と考えるSDGs アクション支援プロジェクト」の受賞による実施支援。2027年3月末までに実施します。

団の財産・寄付金など
残り

わっしょいの自己資金と、個別のご寄付で補います。

これまでの進捗

準備中のプロジェクトですが、ここまで進んでいます。(新しいものが上)

  1. 2026年10月18日
    受賞🏆 J:COM「大学生と考えるSDGs アクション支援プロジェクト」でベストアクションを受賞

    全国から一次・二次審査を通過した10チームの中から、2チームのベストアクションの1つに選ばれました。J:COM様から実施支援と広報支援をいただきます。

  2. 2026年5月
    判断プロジェクト全体を6ヶ月延期

    設計の深化・地域協議・協賛開拓の期間を確保するため、クラファン開始を11月後半に変更しました。

  3. 2026年5月
    協賛協賛プラン5種を新設・約30社へアプローチ

    建築系を中心に打診を進め、好意的な反応をいただいています。

  4. 2026年5月
    計画事業計画書 v2 を作成

    13章構成で、構想・予算・スケジュール・協賛プランをまとめました。

  5. 2026年
    設計設計:スケッチ・断面パース・構造モデル・概算積算が完成

    外観・内観のスケッチ、展開式屋根の構造モデル、資材ごとの概算費用まで作成済みです(下の「完成イメージ」参照)。

  6. 2026年3月
    調査茅葺職人さんへインタビュー・3地域を調査

    美山かやぶきの里の職人さんに話を聞き、鶴ヶ岡・大野・宮島を巡りました。

  7. 2026年1〜3月
    体制設計コンセプト策定・専門家ネットワーク構築

    中野誠氏(美山茅葺株式会社)、小林広英教授(京都大学大学院)らの監修体制が整いました。

  8. 2025年度
    調査拠点要件の整理・候補地調査・職人さんとの連携開始

    子ども向け活動の拠点がなぜ必要か、何が必要かを整理しました。

  9. 2025年
    きっかけ保護者アンケートで「動く教室」の発想が生まれる

    「5エリアを巡回してもらえると、送迎が難しい子も来れる」という声が出発点です。

最新の様子は 活動ブログ(note) でも発信しています。

監修・連携してくださる方々と、メンバー

中野誠 氏
美山茅葺株式会社・茅葺き職人

建設拠点の提供と、茅葺き技術の監修

小林広英 教授
京都大学大学院・建築/フィールドワーク

構造設計と教育的位置づけの監修

ブラッキー中島さん
NPO法人森の教育プロジェクト・美山在住農家

地域専門家として拠点支援・地域連携

内部コアメンバー

山口 惇
代表理事 / カヤゴヤPJリーダー
國島 拓人
代表理事 / PM・協賛担当
麻生 竜太郎
カヤゴヤ設計担当
浜辺 陽翔
大阪公立大学・調査/IRORI担当
和崎 敦貴
京大工学部 / 設計・IRORI担当

👧 子ども・保護者の方へ

カヤゴヤは、子どもたちが「自分たちの場所」と思える教室を目指しています。 デザインワークショップ(2027年2月頃〜)や屋根づくり企画では、子どもたち自身が参加できます。 開催が決まりしだい、イベントページとSNSでお知らせします。

🙌 一緒に活動したい方へ

建設は、学生・地域の方・職人さんが一緒に行います。茅刈りや屋根づくり、設計の手伝いなど、経験は問いません。

* より詳しく知りたい方へ *

ここから先は、カヤゴヤの考え方や背景です。気になるところだけ開いて読んでください。

コト葺きの思想

茅葺きは屋根に茅を葺く技術ですが、コト葺きと呼んでいるのは、 参加者一人ひとりの体験・写真・感想・制作物を、トレーラーハウスの内装と外装に積み重ねていく取り組みのことです。

毎年、少しずつ手を入れ続ける

茅葺き屋根は毎年少しずつ茅を補いながら、何十年もかけて維持していきます。カヤゴヤも同じように、完成して終わりにするのではなく、関わり続けることで保っていく建物にしたいと考えています。

ほどいて、結び直せる

茅葺きをはじめとする伝統技法には、編む・組む・結ぶといった糸偏の漢字がよく使われます。次の世代が手を加えて作り直していけるものに、カヤゴヤもしていきたいと考えています。

時間をかけて積み重なる記録

最初の年に来た子どもの絵と、後から加わった子どもの言葉が並んでいく。何年も続けることで、カヤゴヤの内側は地域の記録になっていくと考えています。

積み重ねてきたものを、形にする

3年間で築いてきた友情や信頼、季節ごとの記憶を、目に見える形にしていきます。完成後も更新され続けるものとして運用していく予定です。

参考にしている先行事例(6つ)

国内外の先行事例を参考にしています。それぞれ単独の実践例はありますが、組み合わせた例はあまり見当たらず、私たちなりに工夫して形にしています。 各事例が「伝統・つながり・学び」のどれにあたるかも示しました。

01
つながり

移動する公共拠点

移動図書館などの先行事例

1968年から続くいわき市の移動図書館モデルを参考にしています。固定の拠点では届かない場所へ出向き、繰り返し訪れることで関係を育てる考え方です。カヤゴヤの「動く教室」はこの教育版にあたります。

02
つながり

プレイスメイキング

Project for Public Spaces の考え方

「人は自分が関わって作った場所に愛着を持ちやすい」という考え方です。設計・建設・運用に子どもと地域住民が参加する、という今回の構造に直結しています。

03
学び

学生主導セルフビルド

Auburn大学 Rural Studio の実践

建築学生が地元住民と協働して施設を建設するプログラムです。学生主導のセルフビルドは教育プロセスとして機能し、地域への継続的な関わりにもつながると言われています。

04
伝統

茅葺きの「結(ゆい)」

地域の共同作業文化

村人総出で屋根を葺き替える、相互扶助の文化です。編む・組む・結ぶといった糸偏の漢字が示す「ほどいて、結び直せる」性質を、人と人との関係にも生かせないかと考えています。

05
学び

子どもの居場所

大学生が関わる「斜めの関係」

親でも教師でもない、けれど継続的に関わる若者の存在です。子どもの成長に良い影響があるとする調査もあり、大学生が定期的に関わる意義の一つだと考えています。

06
つながり

トレーラーハウスの活用

可動性と空間の柔軟性

トレーラーハウスは移動できる建築として近年活用が広がっています。カヤゴヤもその可動性を生かし、5地区を巡回する拠点として使う計画です。

保護者アンケート結果(2025年春)

美山町の保護者14家庭・子ども約30名分のアンケートで、関心の高かった分野です。

科学・ものづくり
85.7%
国際交流・言語学習
78.6%
自然体験・環境教育
71.4%
芸術・文化体験
71.4%
ICT・デジタル体験
71.4%
社会体験(販売など)
71.4%

カヤゴヤを、いっしょに葺きませんか

個人の方はクラウドファンディングで、企業・団体の方は協賛で、 子ども・保護者・学生・地域の方は活動への参加で、それぞれの形で関わっていただけたら嬉しいです。