カヤゴヤは、まだ完成していない準備中のプロジェクトです。現在は設計と資金集めの段階で、着工は2027年2月頃を予定しています。このページの「完成後の使い方」は計画(想定)です。
一緒に葺くことで、文化を受け継ぎ、人がつながり、子どもたちが学ぶ。
茅葺きの技と「結(ゆい)」の共同作業を、次の世代へ。
子ども・大学生・地域の方・職人さんが、同じ屋根の下に集まる。
つくる体験と、動く教室での体験が、そのまま学びになる。
きっかけは、2025年に行った保護者アンケートの声でした。「美山町の5エリアを巡回してもらえると、送迎が難しい子も来れる」。 美山は広く、車での送迎ができないと、体験活動に参加できない子がいます。
いまは和泉の拠点「CYCLE SEEDS」を使わせてもらっていますが、収容人数に上限があります。 だったら、場所のほうが子どもたちに会いに行けばいい。茅葺き屋根を載せたトレーラーハウスなら、それができます。

地区ごとに季節に合わせて訪れ、学習支援や工作・実験などのワークショップを開く。机と椅子は子ども用に設計しています。
各地区の田んぼや山のそばで自然観察を行う。保護者アンケートで関心が高かった「科学・ものづくり」の体験も。
子どもたちと育てた作物を販売するなど、子どもから大人までが集い、学び合う場所にする。
MIYAMA EXPOのようなイベントの会場に、あるいは茅葺き文化を紹介する展示スペースとして使う。
京都市内・大阪などへ出向き、美山と茅葺きの魅力を伝える。屋根が開く(展開式)ので、停車すると会場そのものになる。
※ 使い方は現時点の想定です。子どもたちとのワークショップを通じて、一緒に決めていきます。



カヤゴヤは、建てているあいだも、建ったあとも、ずっと子どもたちと地域の学びの場です。2つに分けてご紹介します。
子どもも大学生も地域の方も、みんなで手を動かして建てること自体が体験です。
クラウドファンディングと企業協賛で資金を確保。トレーラーシャーシを購入し、資材を手配します。
内装や使い方を、使う本人たちと一緒に考えます。ここで出た意見を設計に反映します。
大学生・地域の方・職人さんが一緒に作業。稲藁や茅を使い、親子で屋根の一部をつくる企画も予定しています。
完成お披露目会を開き、そのまま初回の巡回へ出発します。
🌱 得られるもの:ものづくり・茅葺き文化に触れる体験/世代を超えた共同作業
動く教室として5地区をめぐり、毎年育て続ける場所になります。
季節に合わせて地区をまわり、繰り返し訪れることで子どもや地域の方との関係を育てます。
京都市内・大阪などで美山の活動を発信します。
参加した人の写真・絵・言葉を内装や外装に積み重ね、毎年少しずつ手を入れて、地域の記録にしていきます。
🌳 得られるもの:送迎なしで通える学び場/続けて関われる居場所/地域の記録
※ 6ヶ月延期したのはクラウドファンディングの開始時期(2026年5月→11月後半)です。 着工・完成は、これに合わせて後ろ倒しになりました。
5万円〜の協賛プラン/現物協賛もあります。
CAMPFIREで2026年11月後半ローンチ予定。オールオアナッシング方式。
「大学生と考えるSDGs アクション支援プロジェクト」の受賞による実施支援。2027年3月末までに実施します。
わっしょいの自己資金と、個別のご寄付で補います。
準備中のプロジェクトですが、ここまで進んでいます。(新しいものが上)
全国から一次・二次審査を通過した10チームの中から、2チームのベストアクションの1つに選ばれました。J:COM様から実施支援と広報支援をいただきます。
設計の深化・地域協議・協賛開拓の期間を確保するため、クラファン開始を11月後半に変更しました。
建築系を中心に打診を進め、好意的な反応をいただいています。
13章構成で、構想・予算・スケジュール・協賛プランをまとめました。
外観・内観のスケッチ、展開式屋根の構造モデル、資材ごとの概算費用まで作成済みです(下の「完成イメージ」参照)。
美山かやぶきの里の職人さんに話を聞き、鶴ヶ岡・大野・宮島を巡りました。
中野誠氏(美山茅葺株式会社)、小林広英教授(京都大学大学院)らの監修体制が整いました。
子ども向け活動の拠点がなぜ必要か、何が必要かを整理しました。
「5エリアを巡回してもらえると、送迎が難しい子も来れる」という声が出発点です。
最新の様子は 活動ブログ(note) でも発信しています。
建設拠点の提供と、茅葺き技術の監修
構造設計と教育的位置づけの監修
地域専門家として拠点支援・地域連携
カヤゴヤは、子どもたちが「自分たちの場所」と思える教室を目指しています。 デザインワークショップ(2027年2月頃〜)や屋根づくり企画では、子どもたち自身が参加できます。 開催が決まりしだい、イベントページとSNSでお知らせします。
総事業費約465万円のうち、収入の約半分を企業協賛でまかなう計画です。 着工(2027年2月頃)に間に合うよう、クラウドファンディング開始(2026年11月後半)までにご検討いただけると助かります。 茅葺きの「結」文化にちなんだ5つのプランをご用意しました。
※ 金額・特典はあくまで目安です。ご事業内容・ご希望に合わせて柔軟にカスタマイズしますので、まずはご相談ください。
建設は、学生・地域の方・職人さんが一緒に行います。茅刈りや屋根づくり、設計の手伝いなど、経験は問いません。
ここから先は、カヤゴヤの考え方や背景です。気になるところだけ開いて読んでください。
茅葺きは屋根に茅を葺く技術ですが、コト葺きと呼んでいるのは、 参加者一人ひとりの体験・写真・感想・制作物を、トレーラーハウスの内装と外装に積み重ねていく取り組みのことです。
茅葺き屋根は毎年少しずつ茅を補いながら、何十年もかけて維持していきます。カヤゴヤも同じように、完成して終わりにするのではなく、関わり続けることで保っていく建物にしたいと考えています。
茅葺きをはじめとする伝統技法には、編む・組む・結ぶといった糸偏の漢字がよく使われます。次の世代が手を加えて作り直していけるものに、カヤゴヤもしていきたいと考えています。
最初の年に来た子どもの絵と、後から加わった子どもの言葉が並んでいく。何年も続けることで、カヤゴヤの内側は地域の記録になっていくと考えています。
3年間で築いてきた友情や信頼、季節ごとの記憶を、目に見える形にしていきます。完成後も更新され続けるものとして運用していく予定です。
国内外の先行事例を参考にしています。それぞれ単独の実践例はありますが、組み合わせた例はあまり見当たらず、私たちなりに工夫して形にしています。 各事例が「伝統・つながり・学び」のどれにあたるかも示しました。
移動図書館などの先行事例
1968年から続くいわき市の移動図書館モデルを参考にしています。固定の拠点では届かない場所へ出向き、繰り返し訪れることで関係を育てる考え方です。カヤゴヤの「動く教室」はこの教育版にあたります。
Project for Public Spaces の考え方
「人は自分が関わって作った場所に愛着を持ちやすい」という考え方です。設計・建設・運用に子どもと地域住民が参加する、という今回の構造に直結しています。
Auburn大学 Rural Studio の実践
建築学生が地元住民と協働して施設を建設するプログラムです。学生主導のセルフビルドは教育プロセスとして機能し、地域への継続的な関わりにもつながると言われています。
地域の共同作業文化
村人総出で屋根を葺き替える、相互扶助の文化です。編む・組む・結ぶといった糸偏の漢字が示す「ほどいて、結び直せる」性質を、人と人との関係にも生かせないかと考えています。
大学生が関わる「斜めの関係」
親でも教師でもない、けれど継続的に関わる若者の存在です。子どもの成長に良い影響があるとする調査もあり、大学生が定期的に関わる意義の一つだと考えています。
可動性と空間の柔軟性
トレーラーハウスは移動できる建築として近年活用が広がっています。カヤゴヤもその可動性を生かし、5地区を巡回する拠点として使う計画です。
美山町の保護者14家庭・子ども約30名分のアンケートで、関心の高かった分野です。
個人の方はクラウドファンディングで、企業・団体の方は協賛で、 子ども・保護者・学生・地域の方は活動への参加で、それぞれの形で関わっていただけたら嬉しいです。